フカヒレ禁止法は来夏から NY州知事署名で施行へ

 ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が26日、中華料理の高級食材として使われるフカヒレの所持、販売、流通を禁止する法案に署名した。これにより、来年7月1日より同法が施行される。
 クオモ氏によると、フカヒレの販売のために捕獲されるサメの数は世界で年間7300万匹に上り、今後も乱獲が続けば生態系への影響も懸念される。フカヒレ漁は大抵、生きたサメのヒレを切り取った後はサメを海に返すが、その大半がいずれ死んでいるのが現状だ。
 米国ではカリフォルニアやハワイなど7州ですでに同様の法律が設けられている。