市内で自転車専用レーン増設 交通事故の減少目指し

 2日に行われたマンハッタン区アッパーウエストサイドの地域委員会の集会で、アムステルダム街に自転車専用レーンが新設されることが決定した。
 新たなレーンの設置が決まったのは、アムステルダム街の72〜110丁目までの区間。この施策は、交通事故件数の削減を目標に掲げるニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長による「ビジョン・ゼロ」プロジェクトの一環で、レーンが設置されることで車道は現在の4車線から3車線へと減少し、駐車スペースも約21%減少することになる。
 ニューヨーク市運輸局(DOT)は、アムステルダム街に加えて同区ユニオンスクエアや、ことし12月に地下鉄2番街線が開通する予定のアッパーイーストサイドにもレーンの新設を検討しているほか、ブルックリン区プロスペクトハイツにも同様の計画があるという。
 DOTによると、専用レーンを設けることで交通事故によってけがを負う確率を22%削減できる見込みだという。同局のライアン・ルッソ局長代理は、「専用レーンは自転車利用者たちの安全を保障するのに必要不可欠だ」と話している。
 一方で、自転車専用レーンは「道路の混雑を悪化させ、余計に危険をもたらす」という声も上がっており、周辺住民のなかには依然根強く反対する者も少なくないという。

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