NY発の自転車専用コース 市内ルートが成功の鍵

 22日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市で発案された長距離自転車コースが、現在建設中だという。
 今から25年前、非営利団体イーストコースト・グリーンウェー・アライアンスのメンバー9人が、マンハッタン区に集まり考案したのが、カナダとの国境に近いメイン州カレスからフロリダ州キーウエストまで、15州にまたがる3千マイル(約4830キロメートル)のコースだ。通勤通学や買い物など日常の通路として使ってもよし、レクリエーションで遠乗りを楽しんでもよし。ただし、今のところ3割程度しか整っていないため、同団体はできる限り早く完成させたいとしている。
 その成功の鍵を握るのが、アイデア発祥の地である市だという。ブロンクス川からバンコートランド公園を通り、ブロードウェー橋でマンハッタン区へ。そこからハドソン川沿いにあるマンハッタン・ウォーターフロント・グリーンウェーを南下し、フェリーでニュージャージー州に渡るというのがおすすめのコースである。
 充実のコースがあるにもかかわらず、ニューヨーカーたちにも意外になじみがないといい、同団体は、サインを増設するなどして知名度を高めたいとしている。

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