キャストが有権者登録サポート ハミルトン劇場前でキャンペーン

 25日付のブロードウェー・ワールドによると、ブロードウェーミュージカル「ハミルトン」のキャストが、11月8日に投票日を迎える米大統領選に向け、劇場前で有権者登録キャンペーンを行うという。
 キャンペーンは、同作品が上演されるマンハッタン区のブロードウェーにあるリチャード・ロジャース劇場の前で、今月28日と来月1日の午後5~7時に行われる予定。米国建国の父の1人、アレクサンダー・ハミルトンの生涯を描く物語にちなんで、キャスト陣も大統領選で一役買いたいと、この企画が生まれたという。出演するキャストらが、全米共通の選挙登録書を配布するなどして、どの州の住民でもその場で登録を行うことができる。
 同作品のプロデューサー、ジェフリー・セラーさんは、「選挙に行き、1票を投じることは、米国建国者たちやこのミュージカルを尊重し、この国の民主主義を尊重すること」とし、「これからの米国の行方を決める大事な選挙に、1人でも多くの人が参加できるよう呼び掛ける」と話した。
 キャンペーン当日に参加するキャスト名は公表されていないが、有権者登録をサポートするために、それぞれが専用ボランティアの講習を受けているという。

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