「セックス・アンド〜」キャリーのアパート 観光客対策に鉄製の門設置許可を申請

キャリーが住むアパートとして撮影に使用されたペリーストリートにあるブラウンストーンの外観(photo: Rob Young / https://www.flickr.com/people/76562640@N00)

世界中で大ヒットしたテレビシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」のロケ地として使われたグリニッジビレッジのアパートの所有者が、押し寄せる観光客に対応するための措置を進めている。ゴッサミストが13日、伝えた。
サラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリー・ブラッドショーが住むアパートの外観として使われていたマンハッタン・ペリーストリート66番地のブラウンストーン。10年以上にわたり、ファンやインフルエンサー、コンテンツ制作者ら訪れる人が後を絶たない。その多くは写真や動画を撮るために、階段を上って正面玄関のドアまで立ち入る。数年前に「立ち入り禁止 – 私有地」のサインを付けた鎖を階段の入口に張ったが、鎖を乗り越え、階段でポーズを取る、踊る、寝そべる人もいて、効果はなかった。
また、階段を上ってビルの正面玄関の小窓から中をのぞいたり、ドアを開けようとしたり、深夜に酔っ払ってドアベルを鳴らしたり、落書きする訪問者までいて、ついに所有者は、観光客を寄せ付けないためにビルの階段入口に鋼鉄と鋳鉄製の門を設置することを決めた。ただしこの建物は、グリニッジビレッジ歴史地区にあるため、歴史的特徴を損なってはならない。変更を加える場合は市の歴史的建造物保存委員会の承認が必要となるため、所有者は許可を求め、申請書を提出した。
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