2025.01.17 WORLD NEWS

ガザ停戦、正式承認手続き遅れ

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共同通信
17日、エルサレムで開かれたイスラエル政府の治安閣議(イスラエル政府提供、AP=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル政府は17日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意の正式承認に向け治安閣議を開いた。17日中に全閣僚による閣議も開催。当初、治安閣議は16日開催の予定だったが延期され、手続きに遅れが出た。首相府は両閣議で承認されれば、停戦初日の19日に人質解放は予定通り実施されるとの声明を出した。イスラエル軍はガザ攻撃を続け、ガザ当局は15日の合意発表後の死者が113人に上ったと表明した。

 交渉仲介国のカタールの首都ドーハでは、停戦合意発表後も詳細を詰める協議が続いたが、イスラエル首相府とイスラム組織ハマスの双方が妥結を発表した。首相府は16日、ハマスが「合意内容の一部に違反している」と主張。ハマスは「ネタニヤフ首相の主張に根拠はない」と否定し、非難の応酬となっていた。

 イスラエルでは停戦合意への反対が噴出。対パレスチナ強硬派で極右政党党首のベングビール国家治安相は16日、「停戦なら政権から離脱する」と改めて主張した。

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