卵2億個、サルモネラ菌感染か NY含む9州で回収

 米食品医薬品局(FDA)は14日、ニューヨークを含む9州で流通している卵にサルモネラ菌感染の疑いがあるとして、消費者に警告を発した。FDAによると、3月5日から今月13日までに9州で22人の感染が報告されている。
 対象は、ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルベニア、フロリダ、コロラド、ノースカロライナ、サウスカロライナ、バージニア、ウエストバージニアの9州に流通しているノースカロライナ州ハイド郡のローズ・エーカー・ファームス産の卵約2億個。同ファームは既に自主回収を行っている。
 卵は「Coburn Farms」「Country Daybreak」「Food Lion」「Glenview」「 Great Value」「Nelms」「Sunshine Farms」などの商品名で販売されており、レストランでも使用されているという。FDAは、対象の商品を購入した人は、処分するか購入店に返品し、口にしないよう注意を喚起している。
 FDAが感染者の飲食記録を調査した結果、これらの商品の特定に至った。FDAおよび米疾病管理予防センター(CDC)、各州当局が共同で調査を進めている。対象の商品番号はFDAのウェブサイトで公開している。

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