「奴隷」勧誘の疑いで女優を逮捕 「ヤングスーパーマン」のアリソン・マック

 【20日付ニューヨークポスト】女性を「奴隷」として性行為を強要していたとされる秘密結社に女性を勧誘したとして、連邦検事局などは20日、女優のアリソン・マック被告(35)をわいせつ目的の人身売買と強制労働の疑いで逮捕し、同罪で起訴した。同被告は同日、ブルックリン区の連邦裁判所に出廷、起訴内容を否認した。
 この秘密結社を巡っては先月末、ニューヨーク州北部を拠点とするマーケティング会社「NXIVM」の共同創業者キース・ラニエール被告が逮捕、起訴されている(3月28日付本紙既報)。マック被告は同社の幹部の1人だったという。
 検事局によると、マック被告はラニエール被告に「完全かつ終生の誓い」を立て、女性を秘密結社に勧誘。結社内では「奴隷の主人」として女性に厳しい食事制限を課すなどしてラニエール被告の好む女性に仕立て上げ、性器を大きく写した写真の撮影などを強要したとされる。また、マック被告は結社内の多くの女性が経験していたという、ラニエール被告のイニシャルの焼き印を陰部に押す「奴隷」化の儀式にも参加していたという。
 マック被告はスーパーマンの生い立ちを描いたテレビドラマ「ヤングスーパーマン」で青年期の主人公の友人役を演じたことで知られる。

アリソン・マック被告。本人のツイッターより

アリソン・マック被告。本人のツイッターより