NYでは人気ない? 賃金格差訴える「サンタの奥さん」

 ホリデーシーズンに欠かせないキャラクターのパフォーマーの間にも賃金格差がある。「サンタクロースの奥さん」として知られるミセスクロースの出演料が「夫」の半分以下であると、ウォール・ストリート・ジャーナルが10日、報じた。
 
 ニューヨーク市内に住むアン・ボトーさん(45)の「本業」は高齢者施設のディレクター。しかし、この時期になると白髪のカツラに特別に装飾を施したスカートをはき、ミセスクロースに変身する。ボトーさんによると、高額な衣装代にもかかわらず依頼が少なく、収入はワンシーズンで約500ドル(約5万5000円)。ボトーさんは「ニューヨークでサンタの奥さんは人気がない」と嘆く。
 
 ホリデーイベントへの人材を派遣する企画会社オール・タイム・フェイバリッツのCEOブライアン・ハレルさんによると、1回当たり200ドルから300ドルのサンタクロースに比べ、ミセスクロースの出演料は100ドル以下だという。ハレルさんは同紙の取材に、「奥さんだってクリスマスに欠かせないキャラクターの1つ。同一賃金になれば」と話した。

アン・ボトーさんのインスタ
グラム(@votawann)より