バイフォードMTA局長が辞任 市長「大きな損失」


 ニューヨーク市交通局(NYCT)とニューヨーク州都市交通局(MTA)の局長を兼任するアンディー・バイフォード氏(54)が23日、2月21日付けでMTAの局長を辞任すると発表した。各メディアが同日、報じた。
 バイフォード氏は18年、430億ドル(約4兆5000億円)を投入し、老朽化する地下鉄の信号システムをコンピュータ化。定時運行率を大幅に改善した。さらに情報局員を再編成し、バリアフリー化を拡大するなどして地下鉄の信頼性の向上に貢献した。
 デブラシオ市長は同日、公式ツイッターで「大きな損失」と惜しんだ。また、MTAの役員も突然の辞任に驚いたという。バイフォード氏は2018年1月、NYCTとMTAの局長に就任。昨年10月にも辞表を提出していた。MTAのCEOパトリック・フォイ氏によると、後任は未定だという。



MTAの公式ホームページより