日米豪、対中5G連携へ

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共同通信

 日本、米国、オーストラリアの3カ国が、南太平洋地域の通信網整備で連携する方針を固めたことが13日分かった。中国がこの地域の通信網を掌握して情報の流れを支配し、民主主義の基盤が揺らぐ事態を未然に防ぐ。日本は電機大手が第5世代(5G)移動通信システムの先進機器を納入するほか、官民の金融機関が整備費用を融資する方向で調整している。

 日米豪はこれとは別に、南太平洋地域の海底ケーブル事業を支援する計画を12日に発表した。インフラ整備を通じた「対中包囲網」をさまざまな領域で加速させる。

 5Gの3カ国連携は、デジセル(本社ジャマイカ)の南太平洋部門を核に展開する。