米オクラホマ州、中絶は「重罪」

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共同通信

 【ロサンゼルス共同】米南部オクラホマ州の州下院は5日、人工妊娠中絶を重罪と位置付け、最大で禁錮10年と罰金10万ドル(約1240万円)を科す州法案を賛成多数で可決した。州上院は既に通過しており、スティット知事(共和党)は署名する意向を示している。成立すれば8月下旬から施行される見通し。米メディアが伝えた。

 妊娠中絶は米世論を大きく二分するテーマ。連邦最高裁は1973年に中絶の権利を認める歴史的な判断を示したが、南部テキサス州で昨年9月に妊娠中絶をほぼ禁じる州法が施行され、共和党優位の州で規制強化の動きが相次いでいる。