米衛星で極超音速弾探知へ

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共同通信

 【ワシントン共同】米国防総省は18日、極超音速ミサイルを探知・追跡する早期警戒衛星システムを構築するため計13億ドル(約1800億円)規模の開発契約を米企業2社と結んだと発表した。2025年4月の衛星打ち上げ開始を計画している。音速の5倍以上で飛行して迎撃が困難とされる極超音速ミサイルの開発で先行する中国やロシアの監視を強化する。

 国防総省は18日、7月上旬に極超音速ミサイルの発射実験に成功したと発表した。米国のミサイル防衛(MD)システムを突破する能力の獲得を目指す中ロとの開発競争が激化している。