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共同通信
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栃木県那須町で2017年3月、登山講習中の県立大田原高の山岳部員ら8人が雪崩に巻き込まれ死亡した事故で、一部の遺族が2日、県などに約3億8千万円の損害賠償を求めて宇都宮地裁に提訴した。遺族は「重大な過失によって引き起こされた人災」と主張している。
遺族は20年3月、県高等学校体育連盟などに事故の責任を認めた上で、真摯な謝罪と損害賠償を求めて民事調停を申し立てたが、22年1月、責任の所在などについて両者の意見が折り合わず、不成立となっていた。