B’z初のNY公演 圧巻パフォーマンスで現地ファンを魅了

 日本を代表するロックバンドB’z(ギター:松本孝弘、ヴォーカル:稲葉浩志)が9月30日、マンハッタン区のベストバイシアターで自身初となるニューヨーク公演を開催した。通常日本で行うコンサート会場よりもステージと観客席が近かったため、ファンらは迫力満点のパフォーマンスを間近で堪能、会場は始終、熱気に包まれた。

 今回は、1990年にニューヨークでレコーディング、PV撮影した「Easy Come, Easy Go!」をはじめ、「ZERO」や「ねがい」などを日本語で熱唱したほか、「HOME」や「Into Free- Dangan」などを英語歌詞バージョンで披露するなど、昔からのファンだけに留まらず幅広いファン層が楽しめるバラエティに富んだ内容となった。

 楽曲の合間には、稲葉浩志さんが流暢な英語でトークを展開し、会場を盛り上げる一面も。クイーンズ区から訪れたB’zファン歴20年の女性は、「ニューヨークで大好きなB’zのコンサートに行けるとは思っていなかったので本当にうれしい。来年もまたぜひ、北米ツアーを敢行してほしい」と語ったほか、別のファンは「開演3時間前から並んでいたのに、遅いくらいだった。タイムズスクエアにこんなに日本人の行列ができるのも、B’zの人気の高さゆえと実感した」と話した。

 B’zは現在、サンフランシスコを皮切りに、北米7都市を巡るツアーを敢行しており、7日にロサンゼルスで千秋楽を迎える。