有名1ドルピザ、1.5ドルに値上げへ 2ブラザーズ・ピザ、インフレの影響

 

 

有名1ドルピザ、1.5ドルに値上げへ

2ブラザーズ・ピザ、インフレの影響

 

マンハッタン区ミッドタインで撮影(2月9日=本紙)

 

 1ドルピザで知られるピザチェーン「2ブラザーズ・ピザ(2 Bros. Pizza)」が、インフレの影響で、チーズスライスの価格を1.50ドルに値上げする。共同経営者のエリ・ハラリ氏は20日、ニューヨークポストに対し「過去数年間、品質を保ちながらチーズスライスを1ドルに維持するために、できる限りのことをやってきたが、収支を合わせることができなくなった」と語った。 ファンからは、値上げを嘆く声が上がっている。

 市内5区にあるほとんどの店舗では、既に1.50ドルに引き上げられており、ブロンクス区の店舗でも、今週から値上げを実施。1ドルを維持しているのは、イーストビレッジのセントマークス店だけとなる。

 ハラリ氏は、ここ数カ月間にわたる最大の問題として、チーズの平均価格が過去10年間よりも高い水準で落ち着いた点を指摘。同チェーンでは、食材の仕入れにかかる費用の40%以上をチーズが占めているという。

 ハラリ氏の弟で共同経営者のオレン氏によれば、問題は乳製品の価格だけにとどまらない。オレン氏は昨年11月、「インフレは、私たちが使う全ての材料と品目に影響を及ぼしている。小麦粉やチーズ、トマト、手袋、紙製品、紙皿、ナプキンなど全てだ。労働力も間違いなく上がっている」と話していた。 (20日、ニューヨークポスト)

 


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