ＵＷＳの新校舎にて開校式　フレンズアカデミー

　ニューヨーク育英学園（ニュージャージー州イングルウッドクリフ）のマンハッタン校としてこれまでミッドタウンで運営していたフレンズアカデミーが、この夏アッパーウエストサイドに移転した。第２学期の始業日となった８月31日には、今学期に登録をした子どもたちやその保護者が参加し、開校式が執り行われた。
　フレンズアカデミーは、新校舎開校とともに、全日制たんぽぽ幼稚園を併設する。開校式にて吉田洋子ディレクターは、新校舎が幼少期の子どもたちの多くの良き思い出の場になるようにと抱負を語った。また岡本徹学園長は、学園の歴史を振り返り、学園の前身は故丹羽美代子氏が１９７９年に設けたチェルシーの小さなプレイグループだったことを紹介した。そして、全日制プログラムを併設した施設を再びマンハッタンの地に立ち上げる喜びを語った。
　来賓として式に参加した、学園理事であり国際ジャーナリストである岩本蘭子氏は、自身の戦争体験について触れながら、現代の自由に感謝し謳歌する中で、新たな学び舎で子どもたちが新の国際人として育つようにとエールを送った。
　バイリンガル教育など子どもたちの言葉の指導も大切にしようとするアカデミーでは、ネイティブの職員も新たに加わった。新旧職員と保育の初日を迎えた幼児らも加わり、式の最後に全員で乾杯と記念撮影が行われた。
　フレンズアカデミーは３才から参加できる幼児教室のほか、これまでの親子教室、幼児のための日本語基礎教室の他や小学生の国語教室、そして国算教室を開設する。校舎の拡大に合わせ、ウイークエンドスクールの幼児教室、国語教室の参加者も随時募集中。問い合わせは２１２―９３５―８５３５まで。

開校式にて