ライオンキングが興行収入世界一に 史上最高額の62億ドル突破

 ウォルト・ディズニー社は22日、世界中で大ヒットを続ける同社のミュージカル「ライオン・キング」の売上が62億ドルを突破し、これまでトップの座に君臨していた「オペラ座の怪人」を抜いて、興行収入世界一となったことを発表した。
 この興行収入はチケットの売上高のみを対象にしており、グッズの売り上げなどは含まれていない。これは、「ハリーポッター」シリーズの各作品や「タイタニック」、「スター・ウォーズ」などを含むあらゆる映画や演劇のこれまでの興行収入を上回り、史上最高額となる。
 2009年に公開され話題となった「アバター」は、映画史上最高額となる28億ドルの興行収入をあげているが、「ライオン・キング」には遥かに及ばない。動物の王様であるライオンの息子として生まれたシンバが、邪悪なおじにより王国を追い出され、ジャングルで出会った仲間たちと旅を続け成長し、王国を取り戻すというストーリーの同作品は、およそ10億ドルを売り上げた1994年公開の同タイトルのアニメ映画のミュージカル化で、1997年にブロードウェーで初上演されて以来、世界中の劇場で公演されている。
 ジュリー・テイラーさんが演出を務め、エルトン・ジョンさんが作曲を、ティム・ライスさんが作詞を手掛けている。