【日時】11月11日（水）〜
【Web】www.yukatacowboy.com
ビバリーヒルズでタップダンスを踊る浴衣カウボーイ Photo by Phil Hughes © Globetrot Productions 2015.
カウボーイハットに浴衣姿、そして間髪をいれる間もなく放たれるマシンガントーク。なんだこの“ストレンジ”な男!? その名は“浴衣カウボーイ”。ハーバード大、ＭＩＴ大学院卒のコメディー映画監督・緒方篤が、実際に自分に起きた数々の珍事件に基づいて創作した自伝的コメディー作品「浴衣カウボーイ」に、この秋新シリーズが登場、11日よりオンライン配信がスタートする。
同作品は、ことし８月に行われたイタリア・シチリア・ウェブ映像祭で特別賞を受賞し、10月のマイアミ・ウェブ映像祭ではベスト・クリエイティブ・コンセプト賞を受賞。また、同月のスペイン・ビルバオ映像祭でも最優秀キャラクター賞とWeb Series Mag特別賞の２つの賞を受賞するなど、注目のオンライン映像シリーズ。
日本で生まれ、米国やヨーロッパなど海外で長く暮らした経験を持つ緒方自身の実体験から生まれた同シリーズ。緒方本人が演じる浴衣カウボーイは、各国の異なる文化を体験し、「郷に行っては郷に従え」と、どこにでも順応しようとするが、あまりにも上手く順応しすぎていつも人違いばかりされてしまう。そんな中でも、自分自身を見出そうと四苦八苦する姿が憎めない。
各エピソードは、エレベーター、自転車、電車、旅行、友達など、国ごとに微妙に異なる日常生活のさまざまな側面に注目し、また世界中の衣装、人形やカツラなど、何でもかんでも撮影に使用するという無茶っぷり。家族の写真やフィルム、古いアメ車の警笛など、ありとあらゆるものを編集にも取り込むなど、ある意味視聴者をハラハラさせ、目が離せない。さらに物語に登場するキャラクターたちは全て緒方が演じるという、異色のキャスティングも見どころだ。
シリーズ配信に先駆け９月から毎週リリースされてきたメイキング映像や、同作品のソーシャルメディア上でフォロワーやファンを対象に実施されているオンラインコンテストも合わせてチェックしよう。
国境を超えて家族皆で楽しめるウィットに富んだクロスカルチャーコメディーを、秋の夜長にご堪能あれ。
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