WCの原発で汚染水漏れ 健康被害はなし

 6日、ニューヨーク州ウェストチェスター郡ブキャナンのインディアン・ポイント原子力発電所の地下へ汚染水が漏れていることが分かった。汚染水には、発電の際に使用されるトリチウムが含まれているという。
 ジャーナル・ニュースによると、同施設を運営しているエンタジー社が施設内の複数の観察地における放射能の値が警報水準に達していたことをアンドリュー・クオモ知事に報告したという。知事は詳細な調査を要請している。
 汚染水は施設下の地下水にのみ留まっており、一般市民の健康へ影響はなく、飲用水に含まれるトリチウム値も危険水準を下回っているという。
 この発電所は、昨年誤作動により数回閉鎖しており、12月以降州により調査が行われていた。また、州は施設のハドソン川からの取水に反対している。

Tony Fischer