大関 大吟醸「新酒 しぼりたて」

 より新鮮でおいしい日本酒の米国普及に尽力する大手酒造メーカー「大関」がこの冬、獲れたての新米で醸した米国限定、大吟醸「新酒 しぼりたて」を解禁した。まさに〝日本酒のヌーヴォー〟として、早速話題を集めている。

カリフォルニアの自然が育んだ日本酒

 米国における日本酒人気の火付け役のひとつである老舗酒造メーカー「大関」。1970年代後半にカリフォルニア州ホリスターにいち早く自社の蔵を構えて以来、より新鮮でおいしい日本酒を世に輩出しようと、素材や品質など、あらゆる面において地道な企業努力を重ねてきた。
「品質保持が難しい日本酒は、鮮度が命。蔵元で、しぼりたてを飲む感動を、多くの方に味わっていただきたい」と話すのは、大関USA東部マーケティングマネージャーの船戸哲也さん。大関進出前の米国市場では日本で造られ輸入されたものが流通していたが、1980年代後半からの日本食の普及に伴い、高級・本格志向が根付き、米国で造られる高品質の日本酒は市場で欠かせないものになったという。

しぼりたて〝日本酒のヌーヴォー〟を心ゆくまで

 鮮度へのこだわりを謳う同社がこのほど発売を開始したのは、〝新米〟〝新酒〟〝しぼりたて〟と新しいものづくしの大吟醸「新酒 しぼりたて」。大吟醸そのもののフルーティーな香り、しぼりたてのフレッシュ感をそのままに、米本来のクリーミーな味わいをも備え持つ。
 その年の米の品質や収穫次第で出荷数も変わってくるため、期間と数量限定というポリシーにもこだわっている。だからこそ、船戸さんは「デリケートに扱っていただけるお客さまのオーダーにだけ応えたい」と完全予約制を取っていると話す。また、「『カリフォルニア産の日本酒って、日本産には及ばないのでは?』という声もありますが、日本ではもちろん米国での酒造りにも長年携わっている吉加江杜氏が徹底した品質管理を行っています。また、市場の近くで製造することで、つめたてのベストな状態をお客さまのもとへお届けするということを実現したのです」と自信を覗かせる。カリフォルニアの太陽と水に育まれた米の個性を最大限に活かした〝カリフォルニア産の日本酒〟は、食卓を彩る名脇役と言っても過言ではないだろう。

吉加江杜氏

 今回、ニューヨークの日系レストランなどで楽しめる大吟醸「新酒 しぼりたて」は、11月22日に瓶詰めし、12月初旬にお店へ出荷されたばかり。季節の美味のお伴に、今、この時だけの味わいをぜひ堪能していただきたい。


お取扱店に聞く、大吟醸「新酒 しぼりたて」の魅力


 厳選された旬の素材を使用した本格すしと日本料理が堪能できるとして、高い人気を誇る「すし膳」。豊富な酒セレクションを擁する同店が、大関の大吟醸「新酒 しぼりたて」を選んだ理由は、「季節感・旬」を大切にする同店の料理に通じる「季節・数量限定」という点と、ワインの名産地としても名高い「カリフォルニア産」というところにあるという。また、〝料理あっての酒〟という同店のコンセプトとマッチし、素材のうま味を引き立たせるという点でも、納得の銘柄なのだとか。
 しぼりたて、大吟醸であっても、リッチなテイストが特徴である同酒と合うのは、脂ののったトロやサーモン、また酒とのペアリングでさらに甘みを増すえびやホタテも◎とのこと。6オンス、12オンス、フルボトルの3サイズから選べる大吟醸「新酒 しぼりたて」と一緒に、磯の恵みを味わいたい。
 店内ではほかに、日本直送のふぐや、カナダ産アラスカ・キングクラブ、ポン酢でいただくたらの白子など、旬の味覚も取り揃えている。

取扱店
●すし膳 ●牛若丸 ●Kado Sushi
●Thom Thom Steak and Seafood ●梓 ●すし 遊
●イースト44 ●うどん居酒屋46 ●焼肉 ウエスト ●ケンカ
●一会 ●Aji 53 ●Narita Japanese Cuisine
●Tea Shop & Japanese Cuisine ●MoCA Asian Bistro
●Makoto Sushi ●Ambassaodor Wine & Spirits
●Bowery & Vine ●Micky’s Place ●Spicy Shallot
●Fusha Restaurant ●Sen Restaurant
●Sushi 1 ●Mineola Liquor

■問い合わせ
◎Ozeki Sake (U.S.A.) Inc.
249 Hillcrest Rd, Hollister,CA
831-637-9217
www.ozekisake.com

販売元:JFC INTERNATIONAL INC