Oficina Latina

パンアメリカンを旅しようノーホーで味わう南米の味

 メキシコからチリ、アルゼンチンにブラジル―。南米各国の料理が手頃な価格で味わえる店が、マンハッタンはノーホーにあることをご存知だろうか? 「Oficina Latina(オフィシナ・ラティーナ)」は2010年10月のオープン以来、グルメなニューヨーカーだけでなく、南米出身のアミーゴからも好評を得ている人気レストランだ。


 〝エキゾチック〞という表現がぴったりの店内には、スタイリッシュだけどどこか懐かしい1950年代のパン・アメリカン・ハイウェーの世界が広がっている。壁や天井、ライトに小物など、店内を彩るアイテムはすべてビンテージで、オーナーらのこだわりが垣間見れる。「時間とお金を掛けずに南米旅行を味わいたい」という人のツボにハマるはずだ。
 料理は新鮮な肉や魚介を使ったものが多いが、どれも味付けは比較的あっさりしているので、日本人の口にも良く合う。

共同オーナーのマックス(左)とパウロ


 まずアペタイザーなら、柔らかくグリルしたタコを、ポテトとセロリのサラダと共にいただく「Pulpo A La Parrilla」がおすすめ。パクチーのアクセントがきいたソースも一度食べたら病み付きに。獲れたてのイカとホタテをライムソースでさわやかに仕立てた「Ceviche De Calamari Y Vieras」も人気メニューとなっている。
 メーンには、圧力鍋でじっくり煮込んだラム肉のソテー「Jarrete De Cordeo」を。同店自慢の一品はプランテインのピューレーが添えられており、南米らしさが楽しめる。
 コースの〆には、アボカド「Ofificina Latina」ノーホーで味わう南米の味が絶品スイーツに変身した「Aguacate Flan」をお忘れなく。クリームチーズを彷彿させるアボカドの濃厚でマイルドな風味に、特製ブルーベリーソースが添えられており、〝新感覚〞を楽しみたい人には打ってつけだ。アボカドの新しい食し方を実感していただきたい。

 テキーラやラムなどを使った種類豊富なカクテルドリンクも同店人気の秘訣。料理や気分に合わせていろいろ試したい。さぁ、ノーホーの一角から、南米周遊旅行に出掛けようではないか。

1.Jarrete De Cordeo/2.Ceviche De Calamari Y Vieras/3.Pulpo A La Parrilla/4.Aguacate Flan

Oficina Latina
24 Prince St, NYC(bet Mott & Elizabeth St)
Tel. 646-381-2555 www.oficinalatinanyc.com
【ランチ/ディナー】 月~日:11am~1am
【ブランチ】 月~日:11am~3pm(カクテルが付いたお得なセットが魅力!)
【ハッピーアワー】 月~金:4pm~7pm