“ゲーム感覚”で大量殺人計画か 小学校銃乱射事件の容疑者

 昨年12月に子ども20人を含む26人が犠牲となったコネチカット州のサンディフック小学校銃乱射事件で、事件直後に自殺したアダム・ランザ容疑者(当時23歳)の自宅から、過去の殺人事件の犠牲者数などを記した集計表が発見されたことが明らかとなった。

 この集計表は長さ2メートル、幅1.2メートルの大判紙で、およそ500人におよぶ犠牲者の名前が、小さな文字で詳細に記されていた。また各事件で殺害された人の人数や、それぞれの事件で使用された凶器のメーカーや型番などの情報まで明記されていた。
 情報量は膨大で、作成には数年掛かったものと思われることから、ランザ容疑者は乱射の計画を長期にわたり綿密に練っていたものと考えられる。

 また同情報筋によれば、コネチカット州警察は、ビデオゲームの熱心なプレーヤーだった容疑者が、より多くの犠牲者を出すことで集計表にある他の凶悪犯に挑もうとしていたのではないか、と分析しているという。
 さらに同警察は、容疑者が一度に最も多くの人数を容易に殺害できる場所として小学校を標的に選んだとみており、犯行後の自殺も、他者に殺されることで競争相手に“ポイント”が加算されることを防ごうとする“ゲーマー心理”が動機となったと考えられる、としている。