興行収入全米一はバークレイズセンター マディソンスクエアガーデン抜く


 全米プロバスケットボール協会(NBA)ブルックリン・ネッツの本拠地として昨年9月にオープンしたブルックリン区のバークレイズセンターが、ニューヨーク屈指のイベントスペースであるマンハッタン区のマディソンスクエアガーデン(MSG)を追い抜き、全米で最も興行収入を上げたコンサートおよびファミリー向けショーの会場となった。 
 音楽業界誌ビルボード・マガジンによると、同センターではこれまでにザ・ローリング・ストーンズやポール・マッカートニー、リアーナ、ジャスティン・ビーバーなどがコンサートを行い、2012年11月1日〜13年5月31日の6カ月間に、スポーツ関連以外のチケットで4690万ドルを売り上げた。同時期のMSGのチケットの売り上げ金額は、3950万ドルだった。
 同センターはまた、1億1900万ドルのチケットの売り上げがあったロンドンのO2アリーナに次いで、世界で第2位の興行収入を上げた会場となった。
 専門家によると、同センターの成功は斬新なデザイン、流行に敏感な周辺住民や同区の人口統計に起因するものとされ、その人気は一時的なものと考えられている。
 MSGでは現在、改装工事が行われており、これも売り上げに影響していると考えられ、完成後には全米トップに返り咲く可能性があるものとみられている。