新NYPD長官にB・ブラットン氏

 来年1月にニューヨーク市長に就任するビル・デ・ブラシオ氏は5日、ニューヨーク市警察庁(NYPD)の新長官に、ウィリアム(ビル)・ブラットン氏を任命した。
 ブラットン氏は1994年、ルドルフ・ジュリアーニ政権の際にも長官を務めた。治安問題が深刻だった当時、警官の教育や地下鉄の安全性の向上、小さな犯罪を見逃さない運動に尽力するなどして、同市の犯罪率を劇的に改善した。
 今回の任命を受け、同氏は①低犯罪率の維持②テロ攻撃の阻止③警官と市民の信頼関係—を公約に掲げ、「新市長とともに、愛するニューヨーク市のために尽力する」と誓った。