地下鉄7番線 改修工事で週末運休 MTA、地元振興計画は難航か

 ニューヨーク州都市交通局(MTA)は先週より、地下鉄7番線の改修工事を開始。これに伴い、13週間にわたってクイーンズボロプラザ駅―タイムズスクエア駅間が運休となる。
 これを受け、運休となる地域のビジネスオーナーらから客足の減少を防ぐためにシャトルバスの運行や地域振興対策を実施するよう要望が続出。MTAは先月、ロングアイランドシティの経済振興を目的としたマーケティング・キャンペーンを実施すると発表した。
 しかし地域住民によれば、この計画は予定通りに進んでおらず、運休が開始された現在もキャンペーンの本格的な始動はままならない状態だという。
 地域の企業リーダーらによれば、MTAは計画の一環として地域振興ポスターを作成するため、地元企業団体らに画像の提供などを依頼していたが、ポスターの掲載場所や期間などについては、まったく情報が提供されていない。
 さらに、ポスターには地域振興のためだけでなく、MTAの運休に関する情報なども掲載されることがわかり、住民らからは「計画発足当初と話が違う」と不満の声も上がっている。
 7番線の同区間は22日(土)の午前2時から24日(月)の午前5時まで運休となる予定で、クイーンズボロプラザ駅とヴァーノンブルバード・ジャクソンアベニュー駅間は、シャトルバスが運行する。