ハリソン春まつり 日本文化を通して日米交流 初開催に約5000人が参加


 ニューヨーク州ハリソンのリースパークでは4日、「春まつり」が行われた。当日は、子どもからお年寄りまで約5000人が訪れ、さまざまな角度から日本文化に触れる良い機会となった。
 会場では、ハリソン市長のロン・ベルモント氏も出演した「着物ファッションショー」、よさこいダンスプロジェクト「天手古舞」などのパフォーマンスが行われ、来場者は出演者と共に楽しんだ。また、日米友好をイメージしたゆるキャラ「にっちべいくん」もデビューし、たくさんの子どもたちの人気者となっていた。大きな布に東日本大震災の被災地への応援メッセージを書き込む来場者の姿も多く見られた。
 フードコートでは、たこ焼き、豚汁や寿司などが振る舞われ、伝統文化を紹介する各ブースでは、来場者が着付けや茶道などを体験し、大いに盛り上がった。さらに、学生やPTAのボランティアによるスタンプラリーや蚤の市も行われ、「来年もまたやりたい」という声が上がるほどの盛況ぶりだった。
 この地域に暮らす日本人と地元の人たちとの交流とコミュニティーへの感謝の気持ちを表すことを目的とした同まつりは、今回が初開催。