中学生が同級生のヌード写真をシェア 児童ポルノ禁止法で刑事処分も

 ニュージャージー州サマセット郡バーナーズ地区の中学校で、生徒が自分で撮影したヌード写真が、複数のクラスメイトの携帯電話に保存されていることが判明し、刑事問題にまで発展している。
 同地区教育長ニック・マーカリアン氏が9日、ウィリアム・アニン中学校の生徒の保護者に宛てた手紙によると、被写体の生徒が16歳未満であるため、問題の写真を携帯電話に保存している生徒は、児童ポルノ禁止法が適用され、刑事処罰を受けることになり得るという。
 手紙の中でマーカリアン氏は、「どんな状況であっても、裸の写真を撮ってはいけない。誰かに頼まれたとしても断り、万一そのような状況になった際には、信頼できる大人に報告すること。またそのような写真を受け取った場合は、すぐに削除するか警察に連絡する」など、家庭で言い聞かせるよう促した。
 また、子どもの携帯電話やソーシャルメディアのアカウント、その他、デジタル写真が保存可能なサイトやアプリなどを、チェックするよう保護者に呼び掛けた。
 警察当局は13日までに、同校に通う8〜10人の生徒の携帯電話を押収している。
 このような問題を引き起こす原因になるとして、「子どもに携帯電話を所有させるべきではない」という見解を持っている保護者も少なくない。