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飲食店労働者の待遇改善を目指す団体「レストラン・オポチュニティーズ・センター・ユナイテッド・アンド・フォワード」が7日に発表した報告書によると、レストランで働く女性のほとんどが、過去にセクシャルハラスメントを受けた経験があるという。
「ザ・グラス・フラワー:レストラン業界におけるセクシャルハラスメント」と題された報告書によると、飲食業界に勤務する女性のおよそ90%が、客や同僚または上司により、職場において何らかの形でのセクシャルハラスメントを受けたことがあるといい、そのうちの半数以上が週に1回の頻度で被害にあっていた。被害女性の多くは、解雇などの報復を恐れて被害を表沙汰にせずにいたといい、鬱病あるいは不安障害など被害によって及ぼされた精神状態の悪化を訴えている。チップ制労働者のために連邦政府が定めた最低賃金未満の賃金(2・13ドル)で働く労働者は、報酬のほとんどを客からのチップに頼っており、定額賃金で働く労働者よりも男女共に多くの被害に合っている。チップ制労働者の女性は、定額賃金労働者の女性と比較し、被害者数が2倍以上に膨れ上がる。
同調査は、ニューヨークやワシントンDCなどの主要都市のレストランに在職中または最近まで勤務していた人を対象に実施された。
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