食料支援イベントにセレブシェフら

 10月29日、イーストリバー沿いのPier 36で食料支援団体シティー・ハーベスト主催のイベント「Bid Against Hunger Bash」が開催され、およそ900人が集まった。
 身近に起きている食料危機問題を知ってもらおうと始められたこのイベントは、多数の有名シェフが各々の自信作を提供し、それを味見した来場者がシェフとのプライベートディナーをオークションにかけて入札するという方法で資金を集めるというもの。有名なシーフードレストラン、Le Bernadinのシェフ、エリック・リペット氏が披露したポーチド・シュリンプをはじめ、数々のシェフが自慢の一品を披露した。
 試食後シェフとのディナーに入札が行われ、中にはテレビ出演も果たすセレブシェフ、マーク・フォルジオーネ氏やジェフリー・ザカリアン氏とのディナーに7万5000ドルの値段を付ける人もいた。
 「私たちの一皿にお金を払ってくれるお客さんも大切にしなければいけない一方、お金が払えないお客さんも同じように大切にしなければいけない」とLamb’s Clubのオーナー、マーク・マーフィー氏が話すように、シェフたちのボランティアによって集まる資金はすべてニューヨーク市内の生活保護受給者に寄付される。今回のイベントだけでおよそ5500万パウンドの食べ物を届けられるほどの資金が集まった。

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