TV出演者が夜中に刑務所到着後、収監

 金融詐欺により有罪判決を受けていた、テレビのリアリティー番組「リアル・ハウスワイブス・オブ・ニュージャージー」の出演者テレサ・ジョーディス受刑者(42)は5日午前3時ごろ、コネチカット州ダンベリーの連邦矯正施設に出頭し、収監された。
 同日午前0時過ぎごろ、代理人弁護士のジェイムス・J・レオナード・ジュニアさんが運転する黒いSUVに乗った同受刑者は、モントビル・タウンシップの豪邸を出発し、午前3時少し前に矯正施設に到着したと米メディアが伝えた。
 出頭時間は当初、同日午前10時に設定されていたが、昨年12月24日に同施設職員との間で電話による交渉が行われ、受け入れ時間の前倒しが可能となった。同受刑者と夫のジョー(42)は昨年、複数の裁判所で、詐欺破産および郵便・通信詐欺謀議につき、有罪を認めており、同受刑者には15カ月、夫には41カ月の実刑判決が下された。同受刑者の釈放後、夫が服役することとなるが、夫はイタリア生まれで市民権を持たないため、服役後は強制送還の問題に直面するという。
 同矯正施設は軽警備の刑務所で、過去には、歌手のローリン・ヒルさんや「ホテルの女王」と呼ばれた億万長者の故レオナ・ヘルムズリーさんらが服役していた。