第59回 The BRUFFIN Café(ブルフィン・カフェ)

大注目のハイブリットスイーツ!

「アメリカン」はバッファローホワイトチキンにブルーチーズとホットソース、「スウェディッシュ」はサーモン、ハーブ・ゴートチーズ、ケッパーにほうれん草、どれも満足度大のボリューム

 「自分がドライブをしている時に、片手で食べられるものが欲しかったんだ」と語るのは、考案者の1人、マイケル・バグレイさん。「ブルフィン」とは、ブリオッシュとマフィンを掛け合わせた造語で、見た目も味もこの2つのいい所を取った〝ハイブリッドスイーツ〟。すでに巷では話題となっており、世界的に話題となった「クロナッツ」の次に続くのではと言われている注目のペストリーだ。
 全部で17種類あるフレーバー(全て5〜6ドル)のブルフィンにはそれぞれ異なった旗が立っており、すべて並べたくなるほど見た目も可愛い。「アメリカン」や「フレンチ」、「ジャパニーズ」などを含めた12カ国にはそれぞれの国旗、「ベジタリアン」は野菜を連想させる緑、「ブレックファスト」は朝食の定番の卵の黄色、「ザ・スイートブルフィン・コレクション」の3種もそれぞれの具材から連想される旗が付いている。 
 気になる味だが、まずは我らが日本「ジャパニーズ」。外はパリッ、中はしっとりの生地の中にテリヤキチキン、ネギ、ゴマが入っている。日本のパン屋さんで売られている総菜パンのような印象で、ボリュームがあり食べごたえがある。「フレンチ」はフレンチベーコンにグリエールとブリーの2種類のチーズが入っており、ワインとも相性が良さそうなほどチーズが効いている。スイートコレクションの中で特に人気の「ブルーベリー・マスカルポーネ・チーズケーキ・ブルフィン」は、注文後に粉砂糖を振りかけてくれるひと手間が嬉しい。「大きく口を開けて一気に食べると(口の中ですべての食材が混ざり)美味しいよ」とバグレイさん好みの食べ方を教えてくれた。
 まだお披露目していないメニューがたくさんあり、徐々に発売していくというので、今後も目が離せない。ダイバーシティ・ニューヨーク、多国籍な出会いの場も多い。友人やクライアントへの手土産に、相手の出身国のフレーバーを持っていく。そんな楽しみ方はいかがだろうか。現に、世界中から人が集まる会議のケータリングとして、ブルフィンをオーダーする人も多いという。

見た目の良さは、グラフィックデザイナーでもあるバグレイさんのこだわり。「味はもちろん、見た目もとても大事な要素。人は買う時にまずは目で食べ物を味わうでしょ?」と笑顔で語る 

The BRUFFIN Café
52 Gansevoort St (Gansevoort Market内)
www.thebruffin.com