こんな生物を見たことある?? 「Life at the Limits: Stories of Amazing Species」

【日時】開催中~2016年1月3日(日)
【場所】American Museum of Natural History: Central Park West & 79th St
【料金】一般: 27ドル、学生・シニア: 22ドル、子ども: 16ドル
【Web】www.amnh.org

 想像してみよう、「30分間息を止めていられる?」「気温が、華氏300˚F(摂氏約149度)〜華氏458˚F(摂氏約237度)の中で生活できる?」。人間にとっての答えは、ノーだ。しかし地球には、過酷な環境で生存をしている生物が多く存在し、生きていくための驚異的な能力や機能がある。アメリカ自然史博物館ではそれらを考察するエキシビションを開催中だ。
 生物の特徴を9つのテーマに分けて紹介している。まずは「求愛・交尾の方法」、地上で生活をしている動物であれば想像がつくかもしれないが、体が固定されている生物、例えば珊瑚はどのように交尾をするのだろうか? また、“お相手”の選り好みはするのかなど様々な生物の営みを学ぼう。現代人は忙しいために日々をどれだけ効率的に動くかに努めるが、生物もそれは一緒? 生物の「効率的な行動」にも迫る。その他に「カモフラージュ」「狩りと摂食」などをテーマに写真やビデオ、標本、模型を使用して生態を解き明かしていく。
 洞窟の激流の中に棲む天使とも呼ばれる魚「ウォーターフォール・クライミング・ケーブ・フィッシュ」、普通の魚に見えるが、口を大きく開くことができ自分の体よりはるかに大きい獲物を呑み込む深海魚「オニボウズギス」、強烈な腐臭を放ち、大きさは世界最大といわれる花「ラフレシア」など、なかなか目にすることができない生物を見物しに行こう。

ウォーターフォール・クライミング・ケーブ・ フィッシュ© AMNH/D. Finnin


オニボウズギス© AMNH/R. Mickens


ラフレシア© AMNH/R. Mickens