肉料理の提供でリカーライセンス剥奪 LESのベジレストラン

 ローワーイーストサイドのベジタリアンレストランが21日、肉類を提供していたことで、酒類販売許可証を剥奪された。
 オーチャード・ストリート191番地のザ・シックス・ワードは、酒類販売許可証申請時、午後5時半〜午前0時まで営業する“高級ベジタリアンレストラン”と申告していたが、昨年10月、午前1時50分ごろに抜き打ち捜査に訪れた州酒類管理局の覆面捜査官がハンバーガーなどの肉料理がメニューに記載されているのを見つけた。また、申請書には音楽は流さないと書かれていたが、店内には音楽が流れ30~40人の客が踊っていたことが確認されており、捜査官が去った午前3時15分も営業は続いていたという。
 同店は、酒類販売許可証を剥奪され、料理内容変更の報告義務を怠ったことで1000ドルの罰金を科された。翌日22日、同店の窓には「ボイラー故障により閉店」とする紙が貼られていたという。経営者のエドワード・シーハン氏によると、2006年のオープン時にはベジタリアンレストランとしてスタートしたが、経営が振るわず1年後からフレンチおよびアメリカンの料理の提供を始め、08年からはアメリカングリルとパブメニューに変更したという。
 シーハン氏は、料理や営業時間変更の届出義務を知らなかったとしている。同店では建築基準法違反も見つかっており、地域住民から騒音への苦情も出ていた。