4人の子どもを養子に 脳腫瘍で亡くなった親友の娘

 ローラとリコ・ルフィノ一家には、2人の娘がいる。ローラさんとリコさんは、この7月、4人の娘を養子に迎え6人の娘の親になった。4人の娘は、ことし4月に40歳の若さで脳腫瘍のために亡くなったローラさんの親友、エリザベスさんの大切な忘れ形見だ。
 2014年8月にステージ4の脳腫瘍を患っていると診断されたエリザベスさんがまず最初に心配したのは、シングルマザーとして育てている4人の娘のことだった。4人の娘は5〜12歳と、まだまだ母親が必要な年齢だ。エリザベスさんと病床で、ローラさんは2つのことを約束した。1つは、毎日エリザベスさんのことを話題にして決して忘れないこと、2つ目は、4人の娘にいつかそれぞれの部屋を持たせること。1つ目は既に実現し始めている。
 エリザベスさんとローラさんが出会ったのは、ニューヨーク州バッファローで、2人が5歳の時。それからの長い時間、2人はずっと一緒だった。青春時代をともに過ごして大人の女性となり、そして2人とも母となった。ローラさんは親友のために、4人の娘の母になることに迷いはなかったという。
 急に増えた家族のために新居に移った大家族は、6人の娘全員が個室を持つことはまだ実現していないが、その天国との約束が果たされる日もそう遠くはないだろう。

You Caring サイトより