名門大卒の女医、ドラッグ過剰摂取か 搬送先の病院で死亡

 ロングアイランドに住む医師キルステン・リッケンバック・サーベニーさん(38)が4日朝、チェルシーのアパート入口で倒れているところを発見され、その後死亡した。暴行などの痕跡は無く、ドラッグの過剰摂取が疑われている。
 優秀な皮膚科医として知られ、3人の子どもの母親でもあるサーベニーさんは、救急隊員が同日午前8時半ごろに駆け付けたときには既に意識がなく、その後レノックス病院へ搬送されたが、死亡が確認された。
 ニューヨーク市警察(NYPD)によると、サーベニーさんは3日夕方、夫に友人とマンハッタン区へ遊びに行くと伝え外出し、ローワーイーストサイドのバーで、複数の友人とともにアルコールとコカインを大量に摂取したと推測されている。
 サーベーニーさんが発見されたアパートの防犯カメラの映像には、男性2人が彼女の体を抱え階段を下りてくる様子が写っており、このうちのひとりが911へ通報したと確認された。男性は現場に到着した救急隊員の質問にいくつか答えた後逃げ出したが、再び911へ電話し安否を尋ねている。もう1人の男性はこのアパートの住人だという。
 サーベニーさんは、名門デューク大学を卒業後、テュレーン大学医学学校で医師の資格を取得し、夫婦ともに皮膚科医として働いていた。