塩井純一博士がアルツハイマー病の講演会 日本クラブ

 日本クラブは12月10日、マウント・サイナイ医療センター医学部助教授、塩井純一博士による講演会「知っておきたいアルツハイマー病のこと」を開催する。
 現時点ではアルツハイマー病には治療法がなく、また発症後死に至る期間が10年前後に及ぶため、患者のケアに要する経済的・人的コストは甚大で、社会全体での負担はその経済的安定性を損なう恐れがある。この病気の治療法を求めて、米国や日本、ヨーロッパでは活発な研究がなされるなか、塩井博士はニューヨークのマウント・サイナイ医療センター医学部で過去25年にわたり、アルツハイマー病の基礎研究に携わってきた。
 最近では生きている患者の脳を、歳を追って神経画像解析できるようになったことから、これが研究方向を画期的に変えつつあり、さらに将来的な展望をも変えつつあるという。同講演会では、「アルツハイマー病の原因」「予防法」「進行を遅らせる医療はあるのか」などの疑問にも、最新の科学的知見に基づいて説明する。1時間の講演後、30分の質疑応答も予定している。
 参加費は会員15ドル、ゲスト20ドル。申し込み・問い合わせは電話(212―581―2223)またはEメール(yhonda@nipponclub.org)で連絡後、参加費を12月8日までに事務局(本多)まで郵送のこと。12月8日午後5時以降のキャンセルは返金不可。

塩井純一博士


日時:12月10日(木)
   午後6時半〜8時(受付・開場午後6時)
場所:日本クラブ7階 マルチパーパスルーム
     145 W 57th St(bet 6th & 7th Ave)
www.nipponclub.org