地域イベントに日系飲食店も貢献 「全ての子どもたちにプレゼントを」

サンタクロースと記念撮影


 12月19日、毎年恒例の子どもたちのクリスマスイベント「全ての子どもたちにプレゼントを」がイーストビレッジの警察第9分署にて開催された。イベント開始は午前9時であったにもかかわらず、会場前には5時から並ぶ人もいるなど、大盛況の中、幕を閉じた。
 イーストビレッジがまだ貧しかった40年前から続けられている同イベントでは、TICグループ代表の八木秀峰氏が96年よりサポートを続けているが、2013年よりTakahachiレストランの高橋浩之氏とラーメン味噌屋の西田則光氏が加わり、同イベントの運営資金として同8日に合計2200ドルが警察署に寄付された。高橋氏は「イーストビレッジで店を構え早25年。地域の皆様への感謝を伝えられれば光栄です」、西田氏は「今年も有志の方たちとともにこのチャリティーに参加することができて良かった。この街の振興にささやかでも貢献でき、従業員一同嬉しく思います」と地元コミュニティへの感謝を言葉にした。また、後日Daiei Tradingの武田宜己会長が同イベントに2000ドルの寄付を申し出た。
 同署に勤務するジェレミー・ヘンドリックス刑事は、「第9分署に27年勤務しているが、イーストビレッジも以前とは比べ物にならないほど安全になった。イベントが続けられるのも第9分署のスタッフ、そして地元の皆さんのサポートのおかげです」と謝意を述べた。
 同イベントのサポートは年間を通して募っている。問い合わせは同コミュニティオフィス(212―477―7805)まで。

早朝から多くの人が列を作った