大規模の賭博組織を摘発 NFLで9億ドル超荒稼ぎ

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 1日付のメトロ・ニューヨークによると、ブルックリン区検察局のケン・トンプソン検事は、大規模なスポーツ賭博組織を摘発したことを同日、発表した。同組織は、2015年だけでも9億ドル(約915億円)以上を荒稼ぎしていたという。
マンハッタン区在住のアーサー・ロッシ(66)、カリフォルニア州在住のゴードン・ミツニック(58)、ジョセフ・シュナイダー(39)、クロード・ファーガソン(43)の計4被告は、コスタリカ共和国に拠点を置き、複数の賭博サイトを運営したとして、第1級奨励賭博罪、第2級賭博記録所持罪など計57の罪で6月29日に起訴された。
被告らが構成していた組織では、インターネットなどで参加者を勧誘しており、15年の米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)での賭け金の売り上げは、9億2700万ドル(約950億円)に上ったという。
また売上金の資金洗浄のため、国外へ送金をしたり、20軒以上の住宅を購入していたほか、被告の1人は、5万ドル(約508万円)以上の現金を持ち歩き、国内の空港間を移動していた。
被告らは、有罪となれば最長で25年の禁固刑が科される可能性があるという。