目指せITウーマン! 女子高校生向け企業研修プログラム

 6日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市で女子高校生を対象としたコンピューター教育プログラムが5日から始まり、市内の高校に通う11、12年生の計340人が企業のオフィスでプログラムを受講しているという。
 同プログラムは、非営利団体、ガールズ・フー・コード(Girls Who Code)の企画の1つ。科学、技術、工学、数学(STEM)分野で活躍する女性を増やすため、同団体のレシュマ・サウジャニ氏が4年前から始めた。女子高校生らは7週間、AT&TやIBM、ゴールドマン・サックスなどの企業で無料でプログラミングを学び、ウェブサイトやアプリの作成を行う。
 2015年度のプログラムに参加し、IBMで学んだマンハッタン区在住の女子高校生(17)は「研修を受けて世界が広がった。研修先の女性幹部に会って刺激を受け、自分もいつか企業で活躍したいと思った」と話した。
 サウジャニ氏によると、プログラムが始まった12年には参加者はわずか20人だったが、15年には260人へと大幅に増え、今年は定員に対し4倍ほどの応募があり、STEM分野の人気は年々高まっているという。

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