ブルックリン橋の歩道拡張 可能性について市が調査依頼

 9日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市運輸局(DOT)は8日、ブルックリンとマンハッタン区を結ぶブルックリン橋の歩道の利用者が急増したことに対応するため、歩道の幅拡張の可能性について調査を開始することを発表した。
 133年前に建設された同橋は、観光地として近年その人気が急速に高まり、毎日1万人の歩行者と3500人の自転車利用者が通行するという。2008年5月〜15年5月までに、週末の歩行者数は275%増加し、夜のラッシュ時の自転車数は93%増加していた。
 同橋は、幅が最も広い部分は17フィート(約5メートル)あるが、最も狭い部分は10フィート(約3メートル)しかない。市は、コンサルタント会社AECOMに37万ドル(約3770万円)を支払い、7カ月をかけて、橋がどの程度の重さに耐えられるか、また既存する木造の歩道を、車両が通行する道路の上空に拡張することが可能かどうかについて、調査を依頼した。
 歩道の拡張が実現すれば、歩行者と自転車にとって十分なスペースが生まれるため、自転車専用レーン内で写真撮影をする歩行者が邪魔になると訴える自転車利用者は、この計画を歓迎している。
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