手掛かり求め市民集会 ジョギング中の女性殺人事件で 

 9日付のDNAインフォによると、ジョギング中だったカリナ・ベトラノさん(当時30)が、クイーンズ区のスプリングクリークパークで2日殺害された事件の手掛かりを探すため、ニューヨーク市議会議員や市民団体の指導者らが8日、現場近くの教会で集会を開いた。
 集会には数百人の地域住民が参加し、教会の周りに集まった住民らも、スピーカーから聞こえてくる集会の内容に耳を傾けた。同集会に出席した市警察(NYPD)のマイケル・ケンパー警視正によると、NYPDは数百人に事情聴取を行ったほか、12軒以上の住宅から監視カメラの映像を入手し、同地域に住む性犯罪の前科がある者から話を聞くなど、捜査を進めているという。参加者からは、7日にマサチューセッツ州でジョギングをしていた女性が殺害された事件との関連性などについて質問が挙がったが、捜査中であるため、全ての質問に答えは出なかった。また、「公園全体を焼き払うべき」という声も上がった。
 情報提供者への報酬を2500ドル(約25万円)から1万ドル(約100万円)に増額した後は、寄せられた情報の数が3から30件へ増えたという。 ベトラノさんの葬儀は、6日に営まれた。
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