ホーボーケン駅で列車衝突 1人死亡、110人以上けが

 29日朝、ニュージャージー州ホーボーケンでニュージャージー・トランジット(NJT)の列車が駅の壁に突っ込む事故があった。CNNニュースによると、少なくとも1人が死亡、110人以上がけがをしたという。
 先頭車両にけが人が集中しているといい、ぶつかった衝撃で天井が落ちるなど駅舎は大きく損壊した。
 ニュージャージーとニューヨーク州の知事は共同で記者会見を開き、「現在分かっていることは、列車が通常よりも早いスピードでホームに入り、ぶつかったこと」と発表し、ニューヨークから列車に乗ってきた乗客が多いことから、NJTおよび警察当局は、ニューヨーク州都市交通局(MTA)とも協力してけが人の身元確認や事故原因の調査を進めていると説明した。また、重体で治療を受けている、列車に乗っていたエンジニア1人の回復を待って話を聞く予定だという。
 在ニューヨーク日本国総領事館は注意喚起を発行し、邦人が巻き込まれたなどの情報を持っている場合、領事部まで連絡するよう呼び掛けている。
 NJTとメトロノース鉄道(MNR)の一部にダイヤ変更などが生じている。

Adam E. Moreira

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