学校で2度の性的暴行 被害生徒の母が学校を非難

 20日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ブルックリン区の学校校舎で、1週間に2度も性的暴行を受けた女子生徒の母親が20日、この生徒を危険から守る義務を怠ったとして、学校を非難した。
 同区ブラウンズビルのハーキマー通りにあるオーシャンヒル・カレッジエイト・チャータースクールに通う12歳の女子生徒は、同じビル内にある別の学校に通う12~14歳の複数の男子生徒から、9月30日と10月6日の2回にわたり、性的暴行を受けた。2回目の犯行には校舎ビル地下の階段の吹き抜けで及び、それに気付いた用務員が学校関係者に通報した。その後、校長が加害者の1人から事情を聞いた際に9月30日の事件についても明らかになったという。2回の犯行の様子は、監視カメラにも捉えられていた。
 加害者の男子生徒4人は、ニューヨーク市警察(NYPD)に逮捕された。被害者の女子生徒は事件後、別の学校へ転校したという。
 加害者の1人の法廷審問を傍聴するために、同区の家庭裁判所を訪れていた女子生徒の母親、ニコル・ウェルカムさん(29)は、「娘は一生消えない傷を負った。娘が校舎内で暴行されたことに憤りを感じる」と述べた。
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