大塚 洋一(Gulliver USA) 車の豆知識 第54回よくあるQ&A 冬編

 みなさんこんにちは。ハロウィーンも終わり冬時間に移行した今日このごろ、ニューヨークはずいぶんと冷え込んできました。今回は寒い時期によくいただく2つのご質問を紹介します。

①バッテリーが上がった
 室内灯やヘッドライトの点けっぱなし、気温の低下によるバッテリー電力の低下、または長期間にわたりエンジンをかけていなかったことによる自然放電で、エンジンを始動するためのスターターモーターを回すのに十分な電力がバッテリーに残されていない場合は、エンジンがスタートできません。エンジンを始動するときの「キュルルルル」という音がいつもと比べてゆっくりだったり、「カチカチカチカチ」という音しかしない場合はバッテリーの電力不足です。また、エンジンをかけようとしてもウンともスンとも言わず、メーター内のインジケーターも表示されない場合は、完全に電力がゼロになってしまっています。
 対策としては、バッテリーを交換するか、エンジンを外部電源で始動させます。外部電源とは、バッテリーケーブルでほかのクルマのバッテリーと接続し、他方のクルマの電力を借りるか、携帯用バッテリーパックをつないでエンジンを始動する方法です。一度エンジンをかければ、クルマが電気を製造しバッテリーに充電していきます。通常、アイドリングなら1時間、走行なら30分程度で、次回のエンジン始動に十分な電力は溜まりますが、フル充電ではありませんので注意が必要です。
 クルマはエンジン稼働時は常にバッテリーに充電をしていきますが、バッテリー自体の寿命もあります。使い方や製品により寿命は異なりますが、大体4年〜長いものですと7年ほどです。古い携帯電話の電池では、残量が100%表示でもすぐに充電がなくなってしまう現象と同じです。

②タイヤの警告灯が点いた
 冬は車のタイヤの空気圧の不足を知らせる「TirePressure
Sensor」と呼ばれる警告灯が点きやすくなるということはご存知でしょうか。TirePressureSensorは、運転席にあるメーターパネル内に内蔵されていて、普段は点灯しないのであまり目にしませんが、タイヤの空気圧異常を感知すると点灯します。ちょうどアルファベットのUの形をしたタイヤの絵に「!」のマークが付いたオレンジ色のサインが点灯します。
 なぜ冬に点灯しやすくなるかというと、気温が5°F(約2.77℃)下がるにつれ、タイヤの空気圧は1気圧ほど下がります。もし、暖かい時期に入れた空気がタイヤに残っていると、外気との温度差でタイヤ内の空気圧が減少します。すると、センサーが空気圧の減少を感じ取って警告灯を点灯させるわけです。
 「よかった、パンクじゃないんだ!」と安心する方も多いですが、空気圧が減るとパンクの原因になったり、タイヤの磨耗が不均一になったりしてしまいますので、早めの対処が必要です。
 ガリバーNY店でもタイヤの空気圧をチェックすることができますので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。

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プロフィール
大塚 洋一
2004年に(株)ガリバーインターナショナル入社。対企業向けのコンサルティング営業部スーパーバイザーを経て、06年に直営店舗事業部へ転属。日米で店長を経験し、15年2月より米国代表に(NY店店長兼務)。豊富な知識と丁寧な接客に定評あり。緊急時や時間外も対応で心強い。
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