消防士が規制薬物を販売 消防署や学校の近くで 

 11月29日付のABC7によると、ニューヨーク市消防局(FDNY)の消防士が、ブルックリン区の消防署前や学校近くなどで違法に薬物を販売し、同日朝、逮捕されたという。
 ニュージャージー州ラーウェイに住むダニエル・トレス被告(33)は、同区レッドフックにある託児所から3ブロックの距離にある消防署の前や、イスラム教の私立高校から1ブロック先のガソリンスタンド周辺などで、中毒性が高い鎮痛剤「バイコディン」や向精神薬「ザナックス」などの薬物を違法に販売していた疑いが持たれている。
 被告は同午前6時ごろ、職場に向かう途中、スタテン島の高速道路を運転していたところ身柄を拘束され、規制薬物の違法販売など複数の罪で逮捕および起訴された。
 捜査当局は、同被告を対象に、隠しマイクを使った盗聴など長期にわたって行った捜査中に、購入者に対してヘロインのサンプルを渡したことも確認している。
 同被告は、レッドフックの第279消防隊および第131はしご隊に所属していたが、今秋から新人募集課に転属していた。FDNYのダニエル・ニグロ局長は同日午後、「これが事実であれば懲戒免職処分も辞さない」との声明文を発表している。

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