LGAで救命、1日2件 PA警官の手柄で汚名返上

 4日付のPIX11によると、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)の警官が同日、クイーンズ区のラガーディア国際空港(LGA)で心臓発作を起こし倒れた旅行客2人の命を救ったという。
 一躍ヒーローとなったのは、ジョゼフ・ミラーネ巡査、ジェイソン・ベリオス巡査、アンソニー・オリベット巡査の3人。午前10時45分ごろ、フロリダ州在住の男性(89)が、ターミナルCで心臓発作を起こしたという通報を受けて急行。男性は呼吸が止まり脈も確認できない状態だったが、迅速に心肺蘇生法(CPR)を施したところ、呼吸と脈拍が再開し、病院に運ばれた。
 午後4時、今度はテネシー州在住の女性(67)が同ターミナル前のシャトルバス中で心臓発作を起こした。またも3人が駆け付け、呼吸と脈がなく床に倒れている女性を発見。CPRに加え、自動体外式除細動器(AED)を用いて蘇生に成功し、同じく病院に運ばれた。
 LGAは年間2800万人以上が利用する国際空港だが、近年は施設の老朽化や飛行機の遅延、サービスの劣化などが指摘され、全米のワースト空港リストの常連となっていた。この3人の手柄が、汚名返上に貢献したとの見方もある。

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