警官装い強盗繰り返す ブルックリンで1週間に4回

 【12日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブルックリン区でニューヨーク市警察(NYPD)の警官を装い強盗を繰り返していた男が11日、逮捕された。
 アサレイ・カミロ容疑者は同日午前1時45分ごろ、ベンソンハースト地区63丁目にあるデリに押し入り、従業員にレジにある現金を渡すよう命じた。同従業員のアデル・マハランさんによると、同容疑者は 店に押し入った際、 NYPDと記された青いTシャツを着ており、麻薬取締班だと名乗った後、「店内を確認する」と言ってカウンター裏にあるレジの中を調べようとしたという。不審に思ったマハランさんがIDの提示を求めたところ逃走。数時間後にNYPDが同容疑者の顔写真を公開、目撃情報が寄せられたため逮捕につながった。
 今月3日にはベイリッジ地区86丁目にあるスーパーマーケットに警察バッジを提示した偽警官が現れ、2つのレジに入った現金を渡すよう命じた他、6日にはコインランドリーで現金300ドルが、8日にはデリで2500ドルが盗まれ、9日には別のデリに強盗が押し入った。1週間のうちに起きた全ての事件で犯人が警官の服装だったため、捜査当局は一連の犯行を同容疑者によるものとみている。

RJ

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