オキュラスの雨漏り改善せず 斬新すぎるデザインが原因?

 【20日付CBSニューヨーク】マンハッタン区にあるワールド・トレード・センター跡地の新名所、オキュラスの雨漏りが問題となっている。
 2016年3月にオープンした商業施設オキュラスに雨漏りが発生した今年5月、運営組織のニューヨークニュージャージー港湾公社(PA)は修繕工事を行い問題は解決したと発表していた。しかし今月20日、また雨漏りしているとの報告があり、同施設を頻繁に訪れるという人は「今日だけでなく、いつも雨漏りしている。雨が降っているときは本当にひどい」と話した。
 同施設はスペインの著名建築家、サンティアゴ・カラトラバさんが手掛け、当初の予算を20億ドル(約2200億円)超え、予定より7年遅れて完成した。カラトラバさんはこの建物だけで5000万ドル(約55億4000万円)の報酬を受け取ったとされているが、カラトラバさんのデザインは斬新すぎるため、問題を起こしやすいことでも知られており、今回の雨漏りも複雑なデザインが原因とみられている。
 過去にはカラトラバさん設計のオペラハウスのタイルがずれ落ちる事態が発生した他、ワイナリーのオーナーが雨漏りでカラトラバさんを訴えたこともある。

本紙

本紙

nynews170724