DR.高田洋平 FUNCPHYSIOの気になる体のはなし Vol.2 ランナーによくある膝の障害とけがの予防法

ランナーによくある膝の障害とけがの予防法

こんにちは。FuncPhysioのフィジカルセラピスト、山並絵美です。ニューヨークも涼しくなり、マラソン大会に向けてトレーニングの回数が増え距離が長くなっている方も多いのではないでしょうか?

ランニングで起こるけがの原因として、体のアライメント(骨の配列)の問題、筋肉の柔軟性や筋力の低下による間違ったランニングフォームなどがあります。今回は、ランナーによくある膝の障害と、けがの予防のためのエクササイズを紹介します。
ランナーによくある膝の障害の1つに腸脛(ちょうけい)靱帯症候群があります。腸脛靭帯は、股関節から太ももの外側を覆う靭帯で、 膝の曲げ伸ばしを繰り返すことによって腸脛靱帯が膝の外側の骨と接触して炎症を起こし、痛みが生じます。股関節周りの筋肉の柔軟性が低い人やランニング中に足の外側に体重をかける癖がある人に起こりやすいです。その他にも膝の皿が太ももの骨を圧迫、もしくは擦れることによって炎症が起こり、膝に違和感や痛みを感じる膝蓋大腿疼痛症候群があります。これは大きい歩幅で走る人や、足が地面に着く際に膝が内側に入ってしまう人に起こりやすいです。
膝のけがを防ぐための体のアライメントの修正や筋力トレーニングは、個人によって異なるので、ここで紹介することは難しいですが、下半身の筋肉や軟部組織をほぐすことはすぐに始められます。今回は、柔軟性を高めるフォームローラーを使ったエクササイズを紹介します。

フォームローラーを使ったエクササイズ
【お尻回り】

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足を4の字に組み、腕でバランスをとりながら、お尻の裏から太ももの横にかけてマッサージをする。

 

【太もも】

腕で身体のバランスをとりながら太ももの前をマッサージする。

腕で身体のバランスをとりながら太ももの前をマッサージする。

続いて太ももの外側をマッサージする。

続いて太ももの外側をマッサージする。

 

最後に太ももの裏をマッサージする。硬いと思う箇所を見つけたら重点的に1〜3分程度行いましょう。

最後に太ももの裏をマッサージする。硬いと思う箇所を見つけたら重点的に1〜3分程度行いましょう。

 

 

山並絵美 PT, DPT

ミシガン州立大学で運動学を専攻。ロングアイランド大学理学療法学博士号取得(Doctor of Physical Therapy)。自身も学生時代にバレーボールやバスケットボール、サッカーを経験し、スポーツリハビリを得意とする。現在は、FuncPhysioで
ファンクショナル・マニュアル・セラピーの習得を目指し勤務中。
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